猛暑だったり、台風で外へ遊びに行けない日も多い夏休み。
今回は、「夏にぴったりの色水遊び。混色実験で色彩感覚を養おう!」の記事でご紹介した色水遊びを、2才・3才も小さなお子さんでも楽しく遊べるようにアレンジしてご紹介します。
みさき家で実践した場合、次の3つの効果がありました!
- お昼寝をしなくなった2才の娘がコテンと一眠りしてくれるように
- お絵かきや絵の具遊びをするときも、多彩な色をつかって描くようになった
- 5才の息子は牛乳をコップへ注げるようになった
準備するものも少ないので、ぜひチャレンジしてみてください。
2才・3才から色水遊びが楽しめる理由
2才・3才から色水遊びを楽しめる・学びになる理由は次3つです。
- 色の認識
- 言葉の発達
- 手先の発達
色の認識
生後2-3か月のころから発達してくる色覚。
2才になる頃には、色の区別や色の名称が分かるようになっています。
色の認識は個人差があり、経験によって様々な色が見分けられるようになるので、多彩な経験をさせるのが良いんです。
色を感じるのは人の脳。
物体そのものに色が塗ってあるのではなく、反射する光の波長を脳が識別することによって、人は色を認識します。
「物体・光(照明)・人」この3者によって色が決まるので、いづれかが変わると認識する色は変化します。
つまり、人によって見えている色は違うかもしれない。
そして、色を認識する時は、脳が刺激を受けているとき。
乳幼児期の脳の発達には刺激は不可欠なものですよね。
色水遊びでは、赤・青・黄色の3原色から無数の色を作り出し、遊びながら脳を刺激して色彩感覚や想像力が育ちます。
言葉の発達
2~3才の子どもは、言葉が増えて会話がどんどん上手になる時期ですよね。
単語だけだったのが、2語文・3語文となり、なんで?これなに?と、質問することも増えてきます。
これからご紹介するジュース屋さんごっこでは、親子で会話をしながら遊べるので、言葉や会話の力も育ちますよ。
また、色水遊びでは、色と色を混ぜて違う色を作ります。
目の前で違う色ができる現象は不思議でならないこと。
お子さんの知的好奇心も刺激してくれるので、さらに会話も弾みます♪
手先の発達
積み木を積んだり、パズルのピースをはめたりと、手先が器用になってくる2-3才の時期。
色水遊びでは、ぺットボトルに入れた色水をコップやゼリーカップに移して遊びます。
ペットボトルのキャップを外す作業は、手首をひねる練習に。
また、水を移すときには、こぼさないようにコップの位置を確認しつつ、ペットボトルを傾ける角度を微妙に調節。
気づかないうちに微妙な力加減を習得できます。
色水遊びで必要なもの
みさき家で行う色水遊びで使うものは次の3つです。
- ペットボトル
- 絵の具
- プラスチックコップかゼリー等の空きカップ
色水の作り方
色水を飲んだり、指をなめたりする心配がなければ、絵の具を使って色水を作ります。
もし、口に入れる可能性がある場合には、食紅を使って色水を作りましょう。
赤、青、黄のほか、白も作ると作れる色のバリエーションが広がります。
色水を作る時も一工夫。
ペットボトルのキャップに絵の具をちょんっとつけて、水を入れたペットボトルに蓋をします。
ここでお子さんに手渡し、次のように声を掛けます。
(魔法の言葉などをかけても面白いです)
すると・・・
無色透明の水が、色水に早変わり!
これだけでも、2・3才の子どもは大喜び。
他の色も同じように作って準備したら、お風呂場へGO!
みさき家の場合は兄妹2人で遊ぶので、各色2本ずつ作りました。
みさき家では、湯舟には少し水をためて、水遊びも楽しみます。
水鉄砲やじょうろも使って遊びつつ、次にご紹介する色水を使ったジュース屋さんごっこをするのが定番♪
色水でジュース屋さんの遊び方
先ほどご紹介した作り方で色水を作り、プラコップやゼリー等の空きカップを用意します。
基本的には、好きな色を好きな分量混ぜて遊ぶだけ。
色を混ぜて遊ぶのに慣れてきたら、ジュース屋さんごっこをしてみましょう。
最初は、いくつかジュースを作ってもらい、できた色を見て、
と質問。
色から果物や野菜を連想してもらいましょう。
「この果物をジュースにしたらこんな色になっていそうだな」と、自分の経験と照らし合わせながら、想像が膨らみます。
また、オーダー制のジュース屋さんにすると、求める色を作れるようにお子さんが試行錯誤できます。
イチゴジュースやバナナジュースなど、単色で作れるものから始め、
オレンジジュースやキウイジュース、ぶどうジュースなど、色を混ぜて作るものを、お子さんにオーダーしてみましょう。
(色を混ぜてジュースを作る。)
と、いうような感じで遊んでいます。
ぶどうジュースを作りたかったのに、オレンジジュースになってしまったり、麦茶になったり…
どんどんジュースを作ってくれます。
子どもの自由に任せて遊ばせるのも良いですが時々次の2点に気を付けると知育効果がアップします。
- 混ぜた色と混ぜてできた色を言葉にして言い、子どもの聴覚も刺激する
- おままごととして、子どもとたくさんの会話をする
色水遊びにプラスして取り組みたいこと
色水を準備して渡すだけで、毎回子どもは夢中になって遊びます。
でも、途中飽きてしまうようだったり、遊びのバリエーションを増やしたいときは、ぷりんときっずの「絵の具混ぜ合わせ表」を使ってみましょう。
A色とB色を併せるとC色になる
と一覧になっているので、組み合わせ表の通りになるのか、お子さんの手で実験してもらうんです。
表の通りになると、
と、とても嬉しそう。
A色とB色を混ぜるとき、一方の分量を変えるだけでも違った色になるので、グラデーションを作って見せてあげても良いでしょう。
色水遊びの注意点
今回ご紹介した色水遊びをするときの注意点は2つあります。
- 色水を口に入れない
- 壁や床に色水が空いたときはすぐに洗い流す
1.色水を口に入れない
色水遊びで作ったジュースって、見た目がとてもキレイなんです。
そして、おいしそう。
ジュース屋さんごっこで飲んでいる”フリ”をするのですが、
2才を過ぎたばかりのお子さんだと思わず飲んでしまうこともあるかもしれません。
水を使った遊びでもあるので、お子さんから目を離さないようにすることはもちろん、色水を作る時に絵の具ではなく、食べても平気な食紅を使って遊んでください。
2.色水が壁や床についた場合にはすぐに洗い流す
お風呂で色水遊びをする際心配になるのは、壁や床に色移りしないかということ。
みさき家の場合は、色水をお風呂場に流しても、すぐに水で流してしまえば色移りすることはありません。
数分経ってしまっても、スポンジで軽くこするだけできれいに落ちます。
心配な場合は、遊ぶ前に一度、、壁や床に色水をつけてみて確認してから遊んでくださいね。
おわりに|色水遊びは親も子もWin-Winの知育遊び
色はそこにあるものではなくて、人の脳が感じているもの。
色水遊びで色に関する情報を頭の中に記憶させることで、色に関する引き出しがどんどん増えていきます。
遊びながら次の3つの効果が得られます。
- 子どもが自分で手を動かして体験しできる
- そこで感じたことや自分の感性を発見(この色が好き、この色はこんな感じがする等)
- 感じたことを言葉などで伝えようとする力も育める
机に向かって取り組みをする以上に、頭も体も使って学習できますよ!
また、ペットボトルからカップへ繰り返し水を入れて遊ぶので、知らないうちに中身の重さによって傾ける角度が感覚で分かるように。
5才の息子は、牛乳もこぼすことなくコップへ注げるようになったので、食事の準備も助かっています。
色水遊びの合間に、お風呂にためた水でバシャバシャとプールで遊ぶように体も使ってみましょう。
水を使った遊びは、体力も消費するので、普段はお昼寝をしない子でもお昼寝してくれる確率が上がりますよ。
子どもは楽しく遊びながら学べ、お風呂もピカピカに。
お子さんのお昼寝の確立も上がる、親子共にWin-Winの知育遊びです。
4~6才になり、落ち着いて机に向かえるようになったら、混色実験をしてみましょう。
理科の実験のように机の上で、混ぜる色の分量を変えながらグラデーションを作っていきます。
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