「読書が好きになってほしい」
そう思って赤ちゃんのころから読み聞かせを続けること数年。
ひらがなも読めるようになったし、そろそろ自分で絵本を読んでくれたら嬉しいな。
そんなあなたへ、お子さんが無理なく自力読みに移行できるポイント3つをご紹介します。
みさき家の子どもたちも、今回ご紹介する方法で自力読みをマスターしました!
子どもの様子を観察しながら自力読みのお手伝いをしていった結果、息子は3才、娘は4才から自分で絵本が読めるようになりました。
記事執筆現在、小1の息子は4か月で300冊読むほど、読書好きに。
5才年中の娘も、そんな兄の姿に刺激を受け、読書が日課になってきたところ。
本記事を読むと次の4つのことがわかります。
- 読み聞かせから自力読みへのステップアップ法
- 各ステップで使用した絵本
- 移行期の疑問を解決
- 読書を日課にするコツ
お子さんの自力読みデビューのお役に立てたら嬉しいです。
自力読みに向けて段階的に実践したこと
みさき家で実践した方法は、次の3つ。
- 繰り返しのフレーズを読む
- 赤ちゃん絵本を一人で読む
- 配役を決めて一緒に読む
各ステップについて、使用した絵本を紹介しながらお話していきます。
ステップ1. 繰り返しのフレーズを読んでみよう
時期 | ひらがなに興味を示す ひらがなが読めるようになった |
使った絵本 | 繰り返しのフレーズがある絵本 |
やったこと | 繰り返しのフレーズを子どもが読む |
お散歩中やお買い物へ行った際に知っているひらがなを見かけたら、
これは「い」だよね?
と、知っているひらがなを見つけては教えてくれるようになっていました。
子どもの行動から「ひらがな」に興味を示していることがわかったので、「フレーズ読み」の練習を始めました。
3才前後になると、記憶力もついてくるので、文字が読めなくても短いフレーズなら覚えて言うことができます。
子どもたちの好きな絵本の中から、繰り返しフレーズが出てくる絵本をピックアップ。
字が読めなくても、繰り返し出てくるフレーズなら覚えて言えるから、自分で絵本を読んだ気持ちに。
「できた」「読めた」を体感できるから、文字に対する興味が増し、もっともっと自分で読みたくなります。
読むタイミングで合図をしてあげるだけで本読みに参加できちゃいますよ♪
ステップ1の時期に使っていた絵本は、以下の3点です。
ステップ2.赤ちゃん絵本を一人で読んでみよう
時期 | ひらがながスラスラ読める |
使った絵本 | 0~2才のころに読み聞かせで使っていた絵本 |
やったこと | 一人で読んでみる |
ステップ1で絵本を一緒に読む楽しさを実感し、ひらがながスラスラ読めるようになったころ、ステップ2に移りました。
0~2才の頃、次のような絵本を読み聞かせで使っていませんでしたか?
- 使われている言数が少ない
- 文字が大きく、1ページ当たりの文字数が少ない
こうした赤ちゃん向けの絵本は、ひらがなを覚えたばかりのお子さんでも読みやすい。
「自分で読めた!」と達成感も得られやすいのでおすすめです。
\みさき家で使っていた絵本はこちら/
ステップ3. 配役を決めて一緒に読んでみよう
時期 | ステップ2の絵本をスラスラ読めるようになったら |
使った絵本 | 会話やセリフのある絵本 |
やったこと | 幼児絵本のセリフ部分を読んでもらう |
ステップ2で使っていたような赤ちゃん向け絵本が自分でスラスラ読めるようになったらステップ3に進みましょう。
ステップ3では、読書をより楽しく・好きになるように、親子で一緒に絵本を読みます。
使用する絵本は幼児向けで会話やセリフのある絵本です。
お子さんに役を割り振って、一緒に絵本を読んでみましょう。
みさき家でよく使っていた絵本は「うずらちゃんのかくれんぼ」。
娘の自力読みの練習の時には、うずらちゃん役、ひよこちゃん役、ナレーター役に分かれて、3人で絵本を読んでいました♪
最初は、セリフの少ない役をお子さんに任せるのがおすすめです。
自力読みが役立ったエピソード
自宅で一緒に音読していたことが幼稚園や小学校で役立ったので、そのエピソードをご紹介します。
幼稚園の劇で褒められた!
息子の通う幼稚園では、年長のおゆうぎ会で劇をやります。
園児が一人一人セリフを言ってお話を進んでいくんですが、先生から次のようなお褒めの言葉を頂きました。
「最初の練習の時から、セリフに感情がのっていてとっても上手でした!」
先生曰く、教わった文章を単調に言ってしまう子が多い中、息子は抑揚をつけてセリフを言えていたとのこと。
親子で配役を決めて一緒に絵本を読んでいたのが活きた瞬間でした♪
どちらかというと、人前に出て大きな声を出すのが苦手な息子。
でも、先生に褒めてもらって自信がついたようで、練習も本番もとっても頑張っていました。
こんなときどうする?
アクセントの場所がわからなかったり、暗号のようになってしまうんですよね💦
ひらがなを単語として読めない時の練習方法をご紹介します。
そんな時は…
絵本の挿絵を活用しましょう!
例えば、「ぴょーん」の絵本ではいろんな生き物がぴょーんと飛びます。
「さ」「か」「な」が…
と、ひらがなを1文字ずつようなら、
お子さんが読めた後に、挿絵の魚を指さして、「”さかな”だね」というように文字・言葉と絵を結び付けていくイメージです。
余力がある時は、同音異義語もチェックして、アクセントの練習もしていました。
絵本を読むことも大事だけれど、絵本を通して言葉遊びをしても楽しいです♪
語彙力が増えると、自分の気持ちもより相手に伝えやすくなりますよ。
焦る必要はありません。お子さんのタイミングを待ちましょう!
冒頭で、息子は3才から自分で絵本が読めるようになったと書きましたが、追加情報として次の2点があります。
- 読みたいと本人が思ったことがきっかけ
- 自分でどんどん読むようになったのは小1から
下の子(娘)が生まれて1年経ち、私が読み聞かせする姿を見て息子自身が「自分も妹に絵本を読んであげたい」と思ったことがきっかけ。
やはり、子どもが新しい何かをするときって、「子ども自身がやってみよう」と思わないとできないんですよね。
その日がいつ、どのタイミングで来るかはわからないけど、今ママやパパが読み聞かせをしていることは、確実にお子さんのところに届いています。
「絵本を自分で読む」ことにこだわらずに、お子さんの好きなものの図鑑など、物の名称を読むところから入るのもアリ。
乗り物が好きなら、
ママ「これってなんだっけ?」
子「〇〇だよ!」
ママ「ほんとだ!ここに○○って書いてあるね」
というように、お子さんの記憶していることと文字をつなげてあげることもできます。
息子の場合は、乗り物が好き。
私に乗り物名を教えてくれているうちに、自分で声に出して読むことがスムーズにできるようになりました。
また、「できるとやる」は別物と考えましょう。
みさき家でも、子どもが自分で読めたのと、普段から自分で読むようになったのには数年のタイムラグがあります。
- 読めるけど絵本を自分で読むほどのパワーがない
- 読み聞かせの時間が好き
幼児期の読み聞かせは、スキンシップの一つ。
焦らず、読み聞かせをコツコツ続けることで、本が身近な生活を続けることが、自力読みを続けることの近道になります。
自分でもっと読みたくなる仕掛け
みさき家で行っていた、自分で絵本を読みたくなるような働きかけは次の2つです。
- 図書館で一緒に絵本を選ぶ
- 読書カードを作る
下記にて1つずつ詳しくお話しますね。
図書館で一緒に絵本を選ぶ
やはり、子どもが”自分で見つけたお気に入り絵本”は、やる気が違います。
お子さんが選んだ絵本の傾向を確認して、似ているものを一緒に借りておくと、どんどん本読みも進みますよ。
私の場合は、次の4つをチェックしていました。
- 紙質(普通の紙か、ボード絵本か)
- 色合い
- 絵のタッチ
- 文字の量や大きさ
文字の大きさと量のチェックが特に大事!
パッと見て、文字が小さかったり文字量が多かったりすると、読む前からお腹一杯になってしまうんですよね。
まずは「自分で読めそう!」とやる気が出る、文字が大きくて文字量も少ない絵本を選び、たくさん読んで自信をつけることが大切です。
読書カードを作る
新しいことを日課にするには、時間がかかります。
覚えたてのひらがなで絵本を読むことは、子どもにとっては大仕事。
だから、「できた」「読めた」ことを見える化するのが大切です。
自分の頑張りを見える化することで、
- 達成感が得られる
- 自信がつく
効果が得られます。
みさき家で作ったのは↓の読書カード。
私が作ったフォーマットをPDFにしましたので、ご利用ください♪
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