今回は、こぐま会から出ている「ひとりでとっくん365日」についてお話します。
「ひとりでとっくん365日」と言えば、小学校受験者向けの導入教材。
みさき家は小学校受験しないけど、取り組みました♪
理由は、「ひとりでとっくん365日」に取り組むことで
- 聴く力
- 考える力
この2つの力がつくから。
本文では、
なぜひとりでとっくん365日を選んだのか
聴く力・考える力がつくと思った理由
幼稚園や小学校でどのように役立ったか
以上3点について詳しくお話していきます。
\小受しなくてもやってよかった こぐま会/
「ひとりでとっくん365日」とは…
ひとりでとっくん365日の基本情報は下記の通りです。
- こぐま会が出版している
- 小学校受験者向けの問題集
- 型ページ印刷、すべてモノクロ
- 年中の秋から月1冊、1年かけて12冊学習する教材
- 12冊のほかに、4冊セット×4のテスト教材がある
年中からとありますが、小学校受験用の問題集の中では易しめなので年少から始める子も。
学習内容は次の6つの領域です。
学習領域 | 内容 |
---|---|
未測量 | ◆量を土台にして数の概念を学ぶ 大きさ・多さ・長さ・重さを比較する方法、 量の相対化、量の系列化。 |
位置表象 | ◆視点を変えてものを見る目を育てる 位置関係を正確にとらえ、表現できる。 「地図上の移動」「四方からの観察」 |
数 | ◆四則演算の基礎を身につける 「正しく数える」「同数発見」「数の構成」 数の比較・等分・分離量なども身につける。 |
図形 | ◆図形感覚(平面・立体)を高める 基本的な図形の特徴を捉える。 形の見比べ・正確に描き表す練習 構成・分割などを通してイメージする力を育てる。 |
言語 | ◆聞く力・話す力を養う 人の話や絵本を正確に聞きとる力を身につける。 お話づくり。 言葉遊びを通して日本語学習の基礎を身につける。 |
生活 他 | ◆認識能力を育てる 身近なものの属性や物と物の関係性を把握する。 物事の理解を多面的に深めていく。 理科的常識・社会的常識を中心に学習する。 |
小学校受験をしないけど「ひとりでとっくん365日」を取り入れた理由
みさき家が「ひとりでとっくん365日」を取り入れたのは、息子が年少さんの時。
関連記事:年少の息子と夏休みにやった10のこと
与えればどんどんプリントをこなしていく4才児。
勉強が遊びの延長で、鉛筆をもって何かするのがカッコイイ!
当時は通信教育も受講していなかったので、幼児向けの市販のドリルやプリントをやりつくし、これからどうしようか…
と思っているときに見つけたのが小学校受験者向けの問題集でした。
受験って計算とか文字とか先取りするものだと思っていたから見てみてびっくり!
幼児期の生活が豊かになるような取り組みをしたい
そう考えていた私にピッタリの問題集だったんです。
小学校受験の問題って、これから小学校で学習する内容のベースになることを丁寧にやっていく。
身近な科学知識や空間把握、正確に処理していく能力が問われます。
私は、
1か月1冊、12冊取り組むというわかりやすさ
購入しやすい
以上3つの理由から「ひとりでとっくん365日」を選びました。
また、「ひとりでとっくん365日」をやってみて、子どもが非常に気に入った問題や、逆に苦手と感じた分野をピンポイントで追加購入できる点も気に入っていました。
\ひとりでとっくん100シリーズ/
てんずけいは大好きだったので、ひとりでとっくん100シリーズを買い足し。
四方からの観察が苦手だったので、↓こちらも購入しました。
問題量を調整しやすく、購入しやすい価格帯なのが嬉しいです♪
ひとりでとっくん365日で聴く力と考える力がつく理由
「ひとりでとっくん365日」に取り組む最大のメリットは聴く力と考える力がつくことだと思います。
ひとりでとっくん365日と一般的なドリル・通信教育で最も異なる点は、
‶問題文が子どもの使う冊子に印刷されていない”
という点。
「ひとりでとっくん365日」は、子ども用の解答用冊子と保護者向けの設問集&解答冊子、指導書に分かれているんです。
保護者が問題を読んで、解答用紙に解答していく方式。
だから、集中してしっかり聴いて、自分が何をすればいいのか考え判断する。
これが幼児にとってはとっても難しいことなんです。
幼児向けのドリルって指示が少ないし、問題を見てどう答えればいいかわかるようにできていますよね。
でも、「ひとりでとっくん365日」は解答用紙を見ただけでは、何を答えればいいかわからないものがほとんど。
だから、きちんと聴ける力がどんどん育ちます。
また、短期記憶力・集中力も高まります。
「ひとりでとっくん365日」を始めたばかりの頃は、
ん?なんだっけ?
もう一回問題を読んで~!!
と、息子に言われることが多かったです。
でも…
問題を進めるにつれてそう言うことは減り、1回で聞きとって答えられるようになりました!
次に、考える力について。
「ひとりでとっくん365日」の問題は、一般的な幼児向けドリル・通信教育の問題と比べて、1段階以上考える手数が多いです。
例えば、大きさの大小の問題。
一般的には、2~3つ大小の異なる絵が提示されて、この中で一番大きいのはどれ?と聞かれると思います。
「ひとりでとっくん365日」では、大小の異なる絵が5つほど提示されて、
3番目に大きいものはどれ?
4番目に小さいのはどれ?
というように、大小の順でならび変えた後、〇番目まで考えなくてはいけません。
また、しりとりもスタートとゴールが示されておらず、5・6種類の絵を見てどの順番ならすべての絵を使ってしりとりできるか考えます。
解答冊子には、絵や解答欄などしか書かれておらず、文字などによるヒントはまったくなし。
親が読む問題文を聞いて、
- どんな問題か
- 何をどう答えるのか
内容と指示を理解し、答えを考えていきます。
だから、自分で考える力がグッと育つんです。
「ひとりでとっくん365日」に取り組んだ効果を感じたこと
「ひとりでとっくん365日」の効果を感じた場面は次の3つです。
- 幼稚園で指示内容をすぐに理解でき、作業できていた
- 身の回りのもの・現象に疑問を持つことが増えた
- 四則演算の概念をマスターしていた
幼稚園での保育参観でおりがみに取り組む様子を見た時の話です。
息子の幼稚園では3手ほどまとめて先生が見本を折りながら説明してくれるのですが、
年長さんの時の課題が、大人の私でもあれ?どうやるんだったっけ?ってくらい難しかったんです(笑)
息子を見ていると、先生の「折っていいよ~」の声とともに迷うことなく折り進め、あっという間に終了。
その後は、周りの子たちに分かりやすいように教えていたんです。
この時、「ひとりでとっくん365日」の聴く力・図形の認識力・話す力がしっかり育っていることを実感しました。
また、こぐま会の各学習分野はどれも身近なものを題材にしてあります。
特に、理科的常識や社会的常識の問題は、日常生活で実体験する場面もあり、「あっ!」と息子本人が気づくものも多い。
目の前のことだけでなく、身の回りを見る力が育ち、興味や疑問を持つことが増えました。
こぐま会のメソッドでは、「数」に関する取り組みがスモールステップかつ多方面から多量の問題に取り組みます。
数を正確に把握し操作できるようになるので、数式はわかっていないけど、四則演算の概念がしっかり育つ。
息子がおやつの分ける際、最初は人数分の皿に一つずつ置いていっていたのが、全量数えて一人分ずつ取り分けられるようになっていきました。
数がイメージできているから、足し算や引き算だけでなく、かけ算・割り算(等分)まで難なくこなします。
聴く力も、考えたことを相手に伝わるように話す力も、園生活ではもちろん、これからの学校生活で非常に重要な力。
四則演算の概念を理解していると、小学校の算数もとてもスムーズ。
だから、知識の先取りではなく、学びのベースとして聴く力・考える力をつけるひとりでとっくん365日がおすすめ!
\ここから始めてみよう/
「ひとりでとっくん365日」の難点2つ
とっても魅力的な「ひとりでとっくん365日」。
でも、難点が2つだけあるんです。
- 取組む時期と問題に季節がリンクしていない
- シンプルすぎて子どもが気に入らない場合もある
年中の秋から1か月に1冊、取り組むように作られた問題集ですが、出題される問題は実際の季節とリンクしていないんです。
春夏秋冬の問題はあるけど、各季節の花・食べ物・行事を季節ごとに分けられるかの出題が多いです。
春夏秋冬に合わせた学習をしたい場合は、「ひとりでとっくん365日」は向きません。
また、「ひとりでとっくん365日」はモノクロ印刷でイラストもちょっと古め。
大人の私でも、これは…何だっけ?っていうものもあります(笑)
シール貼りやご褒美シールもなく、淡々と進めるだけなので、ハマらない子も多いと思います。
(ちなみに、みさき家の娘はまったくハマりませんでした)
取り組むペースも親が管理しなくてはいけないので、難易度高めな教材です。
みさき家も開始は年少の夏だけど、12冊+テスト4冊が終わったのは小1の6月でした。
(年中からZ会幼児コースの受講を始めたので、主に長期休みに取り組んでいたら小学生になってしまいました笑)
「ひとりでとっくん365日」はやりたいけど、難易度が高そうと感じたら
「ひとりでとっくん365日」の学習内容や方針が気に入ったなら、こぐま会が販売している通信教育「モコモコゼミ」がおすすめです!
私は年中さんの時に受講したよ!
※当時の名称は「ハローキティゼミ」。
サンリオ好きな娘だったのでとってもハマりました♪
モコモコゼミは、
フルカラー
季節に合った内容
はさみ切りやぬりえ、付録教材あり
問題の傾向や学習内容はそのままに、「モコモコゼミ」は子どもが楽しく取り組みやすく、保護者も管理しやすいようになっています。
料金は下記の通りです。
- 入会金…無料
- 月会費…プレ~年長は各2,662円(税込み)
- 送料…毎回330円(税込み)
最低受講期間は1か月です。
合わなかったら教材費無料!
気軽にモコモコゼミがお試しできるキャンペーン実施中です。
◆退会の締切日…前月15日。
3月号無料退会期限3/15
4月号無料退会期限4/15
◆退会方法…ホームページの退会・オプション解約より手続
◆継続・進級…退会申請のない限り翌月に自動更新。また、4月に次年度のコースに自動進級します。( プチ→プレ→年少→年中→年長)
◆算数強化トレーニングに進級はなし。
\合わなかったら無料/
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