子どもの「考える力を育てたい」「学習習慣をつけたい」と思って、息子が年中になった4月からZ会の受講を開始。
当ブログでは、「幼児向け通信教育8社|3才4才5才6才で受講できる教材一覧」など、幼児期からの通信教育についてご紹介しています。
でも…
- 通信教育で本当に勉強ができるようになるの?
- 昔受講したことあるけど、ワークがたまっていく一方だった…
- 幼児期から通信教育を受講する必要はあるの?
というあなたへ。
お子さんには勉強嫌いと勉強好きどちらになってほしいですか?
もちろん、勉強が好き!といかないまでも、苦もなくできるようくらいにはなってほしいと思いますよね。
私は、コツコツと通信教育を使って家庭学習していくことで、第一志望の高校・国立大学へ進学できました。
しかも、受験勉強にとりわけ苦労したわけでもなく、毎日夜遅くまで勉強したわけでもありません。
“勉強・知ることって楽しい”。
私がこう感じる原点は幼児期にありました。
本記事を読むと、
- 私が自分の子どもにも通信教育を選んだ理由
- 幼児期から受講することのメリット
この2つのことが分かります。
幼児期~大学受験までほぼ通信教材のみで勉強した結果
まずは私の経験談からお話しますね。
経験談よりも幼児期からの通信教育をおすすめする理由を知りたい方はこちらへジャンプ。
私みさきは、ギリギリ昭和生まれの年代。
中学からゆとり教育が始まった、ゆとり世代です。
両親が始めさせてくれた通信教育。
大学受験まで途中教材を変えながらも受講し続けたところ、
- 小学生時代のテストはほぼ100点
- 中学時代は学年で10位前後
- 高校はまだ学区制があったので、学区内の進学校へ推薦入学
- 最終的に国立大学に進学
受験の学年でも毎日のようにTVゲームをする余裕はありましたし、夜は遅くても10時に就寝と、ゆったりとした生活を送っていました。
(地域柄、中学校のレベルは県内でも底辺。中1の数学は分数の足し算から始まるようなレベルです💦)
高校も大学も最難関レベルには到底及びませんが、通信教材をコツコツ続けた結果、自分の第一志望校へ進学できました。
次は私がどんな教材を受講していたのかご紹介します。
私の通信教育受講歴
私の通信教育受講歴は以下の表のとおり。
幼児期から大学受験に至るまで、切れ目なくずっと受講していました。
学年 | 受講教材 |
幼稚園(年長) | こどもちゃれんじ「じゃんぷ」 |
小学生 | 1年生~ チャレンジ 4年生~ ビーゴ※ |
中学生 | Z会・チャレンジ |
高校生~大学受験 | Z会・チャレンジ |
※ビーゴとは、当時のベネッセの英語教材。現在は「チャレンジEnglish」です。
私にとっての3つの転機
私の通信教育受講歴の中で転機となったのは、
- 年長で受講したこどもちゃれんじ
- 小学4年生から6年生で受講したビーゴ
- 中学から受講を始めたZ会
の3つです。
1.年長で受講したこどもちゃれんじ
幼稚園の生活にも慣れた頃、母がこどもちゃれんじの受講を決めてくれました。
毎日取り組む分量等、母が細かく決めて一緒に取り組んでくれたおかげで幼稚園年長の時点で毎日の学習習慣が定着。
机に向かうことが生活の一部になっていました。
2.小学4年生で始めた英語教材ビーゴ
小学生は年長時の流れでそのまま小学生チャレンジを受講していた私が、初めて自分からやりたい!と言い出したのがビーゴです。
DVDやCDでの学習の他に、提携する国のペンパルと文通できるシステムがあり、その文通に一番興味がありました。
英和・和英辞典を買ってもらって、学校で習ったばかりのアルファベットを使いながら、英語で手紙を書いて、4年生~高校2年生くらいまで年に数回のやりとりが続きました。
当時は小学校で英語の授業はなく、アルファベットを習ったり、ネイティブのAET(アシスタント・イングリッシュ・ティーチャー)の先生と英語遊びをするくらい。
ビーゴと文通のおかげで、自分で調べて学ぶ癖がつきました。
※英語コミュニケーションの教材だったので、中学からの文法中心な英語は苦手でした(;’∀’)
苦手な部分はリスニング力と授業中の英会話発表でカバー(笑)
3.中学から始めたZ会
中学生になるとチャレンジでは物足りず、Z会の受講を開始。
しかし、7年間受講したチャレンジとのギャップに、中学校での新生活を送る中でついていけない部分がありました。
- 問題のレベルと量
- ワークの構成
- 解説の文章や言い回し
そのため、得意な理数科目はZ会、苦手な英語や教科書レベルで満足の国語と社会はチャレンジと、科目別に受講していました。
幼児~大学受験コースまで用意されている通信教育は、一貫したカリキュラムで進んでいくので、途中で教材を変えるのは学年が上がるほど教材間のギャップに苦しむ。
塾や予備校通いをしなかった理由
私が塾や予備校通いをしなかった理由の1つに、土地柄というものがあります。
- 小学校受験する人は皆無
- 中学校受験をするのはクラスに2・3人
つまり、9割以上の子が幼・保⇒公立小学校⇒公立中学校のコースをたどるのです。
中学生になると塾通いの子が増えますが、上に書いたように、
- 毎日の学習習慣が定着している
- 分からない問題に出会ったときに自分で調べ考える
こうした癖がついていた私。
さらに先生受けもよいので、成績は5段階評価で4か5。
地元公立小中学校へ通う分にはと塾へ行く必要を感じませんでした。
でも、親のすすめもあって中学生の時に、2度ほど塾へ通ってみたんです。
(私は長女。両親は初めての子どもの高校受験が心配だったよう。)
- 中学生の時、大手塾の個別コースの夏期講習に参加
- 高校受験に向けて個人塾に3週間ほど通塾
個別対応してくれるところへ通塾してみて思ったことは、
- 分からないところは学校で先生に質問するので、塾で質問することはほとんどない
- 解説は人から教えてもらうより、自分で読んで調べた方が分かりやすい
ということ。
結局自分で勉強しなきゃ身にならないから、当時の私は塾に通う必要性は感じられませんでした。
大学受験の時には、担任の先生に予備校通いを進められました。
なぜなら、高校3年の春、文系クラスに進級したのに大学は理系学科を希望していたからです。(高3の春に急に自分の学びたいことが変わった(笑))
先生は文系クラスから理系大学受験なんて…一部独学が必要な科目もあるし無理!と主張。
しかし…
- 人と一緒に勉強するのが苦手
- 移動時間が無駄に感じる
- 夜遅くまで起きていられない(笑)
という理由から予備校は自分には合っていないと説明。
予備校ならではの受験テクニックは各校の模試を受けて解説読めば分かる。
「毎月模試受けるので!」と担任を説得したのでした。
第一希望の大学が国立大学だったので、広く浅く5教科7科目勉強するには在宅で通信教育にお世話になるのがもっとも効率が良い。
進学校のため、授業を聞いて定期テストをしっかりと受けていれば、それだけでセンター試験対策になるのも大きかったです。
幸い、仲の良い友達が学年トップクラスだったので、分からないことがあったらすぐに勉強を教えてくれる好環境。
進学校だったので、休み時間に宿題したり問題集を解いていても浮かないし、質問したらみな快く教えてくれる人たちばかりでした。
※医学部や最難関レベルの大学を目指す場合は、予備校での勉強も必要になってくると思います。
幼児期から通信教育をおすすめする理由
私が考える、幼児期から通信教育をするメリットは次の3つです。
- 勉強=遊びの時期に机に向かう習慣がつく
- 定期的に子ども宛ての郵便物が届く
- 良質な問題と最新の情報が手に入る
一つ一つについて考えてみましょう。
通信教育のメリット1.「勉強=遊び」の時期に机に向かう習慣がつく
幼児期は「お勉強」という言葉にもワクワクするお年頃。
この、勉強に対する良いイメージがの時に机に向かう習慣をつけてしまうのが後々とても役に立ちます。
お絵かきや工作などから始めて、えんぴつを使った運筆へ。
えんぴつが使えるようになると、自然と、ひらがなを書きたい!すうじを書いてみたい!と興味の芽がどんどん出てきます。
- 年齢に合った興味を育てる
- 椅子に座って集中して取り組める忍耐力
- できた時の達成感を味わう
「こういうのあるけどやってみる?」とプリントを見せてみると、「やるやるー!」とノリノリ。
“お勉強=楽しいこと”なので嫌がりません。
身体を外で思いっきり動かすのも良いけど、お絵かきも工作も、お勉強も、好奇心が旺盛な幼児期に取り組むのにピッタリなんです。
そう思ったあなたへお届けしたいのが次の2つのメリットです。
通信教育のメリット2.定期的に子ども宛に郵便物が届く
お子さんは自分あての郵便物が大好きではないですか?
3才の頃の息子はポストを開けて、
とよく私に聞いていました。
多くの通信教育は月に1回、1か月分の教材が届きますよね。
幼児期の子どもにはこの教材が届くことも月に1回のイベント!
自分宛に届く、大きな封筒を手にした時のわぁ♡という表情はとても嬉しそう。
届いたらすぐに封を開け、今月はこんな問題がある、こんな取り組みをするんだ!と、モチベーションも上がり、リズムも作りやすいのです。
毎月届く通信教育で得られるメリットは、
- 学習リズムと習慣化
- 毎日コツコツ取り組めば全部できる問題量
- 1か月でこれだけやったという達成感
この3点が何よりも大事!
通信教育のメリット3.良質な問題と最新の情報が手に入る
3才くらいまでなら市販の問題集でも学習リズムの定着は可能です。
実際に私も、息子が1才~3才までは市販の問題集を使って独自の幼児教育をしてきました。
就園前の年齢でできることは、
- 絵本の読み聞かせ
- 運筆
- はさみやのりを使う練習
- シール貼りや紐通しなど手先を使う練習
といったことで、かなり限られているため、市販のものを組み合わせて独自でやっていくことも可能です。
しかし、4才以降になってくると、できることが格段に増えます。
書店に行ってみると分かりますが、幼稚園に入園する年齢になると、急に問題集の種類が増えませんか?
子どもの敏感期を見極めながら、興味を持った分野の中でどの問題集を使うのか、それが出来たら次はどこへ行けばいいのか…
それほど子供の成長は早く、世の中にはたくさんの情報があるのです。
でも、通信教育を使うと教材準備が格段に楽になります。
通信教育の教材は、専門家が長年のデータをもとに作っているので、
- 子どもの発達年齢に合っている
- 子どもが取り組みやすいようになっている
- 自分の時代と異なる最新の教育情報を手に入れられる
一般的な市販のドリルには、子どもとのかかわり方や、どこに注意して学習を進めるのか、発展学習といったことは載っていませんよね?
通信教育は市販のドリルよりもお金がかかるけれど、得られるものがとても大きいのです。
通信教育をおすすめできない人
ここまで通信教育をおすすめする理由を書いてきましたが、反対に「こうした人には通信教育は向いていないよ!」という部分のお話します。
通信教育が向いていないご家庭は次の3つ
- 小学校・中学校の受験をする方
- 最難関レベルの高校や大学進学が目的の方
- 子どもの学習を通信教材に丸投げしてしまう方
①②について。
各通信教育は小学校受験には基本的に対応していません。
小中学校受験の場合は、お受験専用の塾に通ったり、こぐま会やピグマリオンなどのお受験用ドリルがおすすめです。
Z会には公立中高一貫校の受験コースがあるので、中学受験の方はZ会の検討もできるでしょう。
最難関の私立高校や大学は独特の問題傾向があるので、専門の塾や予備校へ通うのが合格への近道です。
③については、通信教育を子どもに与えて満足してしまうご家庭です。
幼児期はもちろん、小学生までは親がスケジュール管理をするなど手をかけてあげないと、教材を活用するのは難しいからです。
子どもが得意な部分や苦手とする部分はどこなのか、教材をため込んでいないか、ため込んでいるとしたらその理由は何なのか…
塾に通えば先生がやってくれるような部分を親がしないといけません。
そして、基本は学校の授業をきちんと受けること。
教科書・問題集・資料集などをきちんと理解するために、通信教育を自分にベストな方法で活用するのが大切です。
通信教育を受講して、子どもがやっていたらそれで安心してしまう人にはおすすめできません。
おわりに|幼児期からの通信教育は、無理なく楽しく学習習慣の定着ができるからおすすめ
私が幼児期から通信教育をおすすめする理由は次の3点です。
- 勉強=遊びの時期に机に向かう習慣がつく
- 定期的に子ども宛ての郵便物が届く
- 良質な問題と最新の情報が手に入る
母は「受験生の時は大変だったよね~、頑張ってたよね~」と言ってくれますが、私はとりわけ頑張った記憶はありません(笑)
【勉強=覚えるのも解くのもゲーム感覚】だったので、逆に楽しかった。
私が、こうした勉強対する良いイメージを作れたのは、幼児期に始めた通信教育のおかげ。
結果、通信教育での学びが自分に最も適した方法だったため、高校も大学も第一志望校に合格できた。
これが自分の子どもにも幼児期から通信教育を始めた理由です。
幼児期から通信教育を始めるメリットは、
- 就学前に学習習慣が定着する
- 幼児教室に通うよりもリーズナブルで時間のゆとりもある
- 楽しく年齢に合った取り組みができる
通信教育は親子二人三脚で取り組めるのが理想。
通信教育についてくる親へ向けた情報誌を活用しましょう!
世代によって教育内容もシステムも変化がつきものです。
自分たちの時の常識が、子ども世代に通用しないこともあるでしょう。
2020年の教育改革を目の前に、英語教育が始まる⁉プログラミングが始まる⁉と、内容に目が行ってしまいがちですが、どんな改革があろうとも一番大切なのは家庭学習ではないでしょうか。
教育内容や入試が変わっても、「家で勉強しなくていいよ♪」なんてことはないのです。
それに小学生以降、塾に通うなら、なおさら家庭学習が重要。
- コツコツと続けられる忍耐力
- 自分の頭で考える力や発想力
- 自分の考えを表現できる力
がますます必要になってくる時代。
幼児期から、楽しく年齢に合った取り組みで、こうした力や学習習慣を定着できる通信教育がおすすめです。
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