迷路が大好きなお子さんをお持ちのあなたへ。
- ドリルを購入してもあっという間に終わってしまう
- 無料プリント含め、ほとんどの迷路をやりつくしてしまった
- それでも”迷路をやりたい熱”はおさまらない
そんなお悩みはありませんか?
今回は、迷路好きなお子さんにおくる、「立体迷路の作り方」をご紹介します。
これまでは問題を解くばかりだったけど、そんなに迷路が好きなら、オリジナルの迷路を作ってみるのはいかがでしょうか。
お子さんとの立体迷路作成におすすめな書籍は「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」です。
今回は、みさき家の立体迷路作りの体験を中心に、次の3点についてまとめました。
- 立体迷路の作り方
- 幼児でも取り組めるようにするコツ
- 立体迷路作りで育める力
天気の悪い日や夏休みなどの長期休みの際のおうち遊びにもピッタリな立体迷路作り。
お子さんの「迷路好き」を活用して、いろいろな力をグーンと伸ばしてあげましょう。
立体迷路作りで育める力
ドリルやプリントの迷路で育める力については、「迷路遊びで算数が得意になる?幼児期にやっておきたいおすすめの迷路ドリルとステップアップ法」の記事でご紹介しましたね。
迷路ドリルに取り組むことで、次の6つの力が育めます。
- 運筆力
- 集中力
- 判断力
- 推理力(先を見通す力)
- 忍耐力
- 論理的思考力
自分の頭をフル回転して迷路を進み、ゴールにたどり着けたときの達成感(成功体験)が、お子さんを迷路好きにさせてくれました。
今回ご紹介する立体迷路作りでは、さらに次の3つの力が育ちます。
- 想像力
- 表現力
- 手先の器用さ
問題を解くよりも、問題を作るほうが難しい。
それが立体ともなると、幼児にとっては高いハードルのように感じます。
でも、迷路ドリルやプリントで培った、忍耐力・論理的思考力・達成感と、何より迷路が好きという気持ちが力強く後押し!
- どんな迷路を作りたい?(想像力)
- それを実現するにはどうしたら良い?(表現力・手先の器用さ)
- 作っていくと少しづつ完成が見えてくるワクワク感
机上の勉強とはまた違った雰囲気で、今しか作れない作品が出来上がります。
さらに、工作は正解がなく、「褒めることしかできない取り組み」なので、もれなくお子さんの自己肯定感がグッと育ちますよ。
立体迷路を作る準備
立体迷路を作る際に準備しておきたいのは次の2つです。
- 立体迷路の参考資料
- 立体迷路の材料
1つずつ詳しくご説明しますね。
1.立体迷路の参考資料「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」
まず用意してほしいのが参考資料です。
自由工作なら、廃材を準備して「好きに作っていいよ!」でもいいのですが、今回は迷路を作るのが目的。
まずは完成作品のイメージ作りから始める必要があるので、写真や本などの参考資料があるとよいです。
みさき家では、冒頭でもご紹介した、「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」という本を使いました。
2.立体迷路の材料準備
参考資料の準備が出来たら、次は材料の準備を進めましょう。
子どもは、見たらすぐにやってみたくなるので、ある程度材料をそろえておくのがおすすめ。
- お菓子の空き箱
- 段ボール
- ストロー
- トイレットペーパーの芯
- ペットボトルの蓋
- ビー玉・ピンポン玉(遊ぶときに使う)
材料と合わせて、
- はさみ
- ボンド
- セロハンテープ
といった工作道具の準備もしておきましょう。
また、迷路で遊ぶときに必要な、ビー玉やピンポン玉など、転がす玉の準備もお忘れなく!
息子と立体迷路を作ってみた様子
息子が4才・年中さんだった時に、立体迷路作りに挑戦しました。
迷路好きな息子に、図書館で借りてきた「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」を見せると、「わぁ!!面白そう!」と、ページをめくって読みはじめました。
読み終わるともちろん、
と、言葉が出ました。
というわけで、さっそく立体迷路作りがスタート。
一通り、私が材料を集めてから本を見せたので、すぐに取り組みを始められました。
立体迷路の作品例
迷路が作りやすかった材料は、次の3つ。
- ストロー
- ペットボトルの蓋
- トイレットペーパーの芯
この3種類の材料を使って、3つの迷路を作りました。
1.ストロー迷路
台座となるお菓子の箱に、息子の意見を聞きながら一緒に鉛筆で線を引いてからストローを貼っていきました。
見栄えは良くないけど、息子が一人で使えるセロハンテープを使って、作りましたよ。
- 定規の使い方を学んだ
- ストローの切り方をマスター
- 道幅に合わせてストローの太さを考えて選択できた
ストロー迷路は、息子の迷路のイメージにピッタリのものだったようで、集中して一気に作り上げていました。
ストローを切る時、切るところの両側を持たないと、片方がどこかへ飛んで行ってしまうことを知りました。
2種類の太さのストローを用意しておいたので、ビー玉がスムーズに通るように、道の太さに合わせて、太さを変えることもできていました!
2.ペットボトルのキャップを使った迷路
ペットボトルの蓋を裏返し、くるっと輪にしたセロハンテープで台座に貼っていくととっても簡単に迷路が作れます。
ビー玉が通りそうで通らないところを作ったりと、パッと見でゴールへの行き方が分からないように、絶妙な配置にできるように。
というところを頑張って作っていました。
- セロハンテープの輪を作るのがうまくなった
- キャップの色合いも気にしながら作っていた
3.トイレットペーパーの芯
トイレットペーパーの芯の良いところは、はさみで切ったり、折ることで長さや形のバリエーションが出せるところ。
顔を書いてみたり、息子が大好きなトンネルも作りましたよ!
本ではボンドでくっつけるよう書いてありましたが、作ったらすぐに遊びたくなるだろうと思い、セロハンテープでベタベタ貼っていきました。
- はさみの根元で切ると厚い紙も切りやすいことを知り、自分で切れるようになった
- 円から折り目の数によって、三角や四角などが作れることを知った
次は、息子と迷路づくりをしてみてわかった、子どもと立体迷路を作る時に押さえておきたいポイントについてまとめます。
子どもと立体迷路を作るときのポイント
幼児期のお子さんと、立体迷路を作る際に抑えておきたいポイントをまとめました。
- お子さんの作りたい迷路のイメージを把握する
- 作業工程は細分化して進める
- 完璧を求めない
1.作りたい迷路のイメージを子どもと共有する
お子さんと「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」等を見ながら、どんなものが作りたいか一緒に考えてみましょう。
この段階で重要なのは、
- お子さんが作りたいもののイメージを把握すること。
- 現在のお子さんの工作力(はさみや接着剤の使い方)によって、実現可能な作り方を提案する。
この2つです。
また、「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」には、完成作品の次のページに作り方が載っているので、
- お子さんが同じやり方でできそうか
- 難しそうであれば、どうしたらお子さんでもできるのか
- 補助の仕方
この3つを考えてみましょう。
2.作業工程を細分化して進める
例えば、ストローで迷路を作る場合。
ストローと台座を渡して、そこからすぐに迷路を作り始めるのは非常に難しいです。
そこで、作業工程を細分化します。
- スタートとゴールを決める
- 迷路の壁の線を引いていく
- ストローに両面テープを張る
- 線の長さに合わせてストローを切って貼っていく
いきなりストロー等の迷路の壁となる材料を貼っていくと、玉が通らない場所があったりするので、まずは設計図を書きましょう!
台座となるお菓子の箱や、段ボールにお子さんに迷路を書いてもらってください。
その際に、遊ぶときに使う玉(ビー玉やピンポン玉)も渡して、「この玉が通る道の太さにしてね。」と声をかけましょう。
また、壁材にストローを使う場合、鉛筆で書いた線よりもストローの方が太いので要注意。
工作していくときは、スタートから順番に、玉が通るか確認・微調整しながら壁材を貼っていくと、幼児でも作れます。
これらの補助が大変と感じる方は、工作用の方眼紙を使うと万事解決!
間をあけて欲しいマス数を伝えて、迷路の下書きをしてもらいましょう。
スタートからゴールまで玉が通るかどうかだけは必ず確認をしましょう。
できたけど、そもそも玉が通らない…となった時は悲しいし、修正が大変です💦
3.完璧を求めない
本の完成写真を見ると、とてもキレイなんですよね。
子どもとこんなに完成度の高いものを作るのはまず無理です。
おうちで取り組む場合は、汚れちゃったり、曲がったり破れたりしている部分も出てくると思います。
でも、それがいい味出してくれるんですよ。
一生懸命作ったんだなってすごくよく分かる。
本は参考程度に、お子さんが作ったというオリジナル性・作り上げたことに着目し、たくさん褒めてあげてくださいね。
もちろん、完成品で楽しく遊ぶのもお忘れなく。
もし、うまくいかない部分があったら、どうしたら良いのか、次につながる考察をしてみましょう。
完成度の高いものが作りたいときは、やはりキットがおすすめです。
おわりに|立体迷路は作るのも遊ぶのも楽しく、達成感が得られる工作遊び
子どもの”好き”や”興味”は、グーンと伸ばしてあげたいですよね。
迷路は、解くだけでなく、子どもも作れる良い題材になります。
立体迷路は、ストローや、ペットボトルのキャップ、トイレットペーパーの芯など身近な材料を使って作れるので、特におすすめ!
雨の日のおうち遊びや、夏休みなどの長期休みの時にもピッタリですよ。
立体迷路作りの取り組みで育つ力は、
- 想像力
- 表現力
- 手先の器用さ
の3つ。
迷路づくりには、ある程度時間がかかるので忍耐力や、作り上げた時の達成感も得られます。
立体迷路作りにチャレンジする際は、「コロコロ迷路/Kids工作BOOK」などの参考資料を用意すると、お子さんと一緒に取り組みやすいです。
お子さんの様子を見ながら、最大限理想の立体迷路に近づけられるように、適度に補助してあげてくださいね。
見栄えは気にせず、お子さんの思うまま、一生懸命作るお手伝いを。
きちんとゴールまで行けるかの確認はお忘れなく!
こうした、“好き”や”興味”をとことん突き詰めていく経験は、今後の学びにおいても大変役立ちます。
ぜひ、迷路大好きっ子と一緒にチャレンジしてみてくださいね。
そして、この立体迷路の取り組みが気に入ったお子さんにおすすめなのが同シリーズ本の「コロコロドミノ装置」
本記事でご紹介した本
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