2020年度から小学校でも必修化され、注目が集まっている「プログラミング教育」。
今回は、遊びながらプログラミング的思考力が育つ知育玩具「カードでピピッとはじめてのプログラミングカー」をご紹介します。
日本おもちゃ大賞2018でエデュケーショナル・トイ部門の大賞を受賞した玩具なんですって♪
本記事では、6才4才の兄妹と一緒に遊んでみた様子をもとに、次の2点についてまとめています。
- プログラミングカーで遊ぶと育つ力
- プログラミングカーの良い点と難点
家庭でのプログラミング教育にお悩みのあなたの役に立ったらうれしいです。
カードでピピッとはじめてのプログラミングカーの基本情報
販売元 | (株)学研ステイフル |
---|---|
希望小売価格 | 税込6,458円 |
発売日 | 2018年4月23日 |
対象年齢 | 3才から |
特徴 | 次の3つの力が身につく知育玩具 ・やり抜く力 ・ことば化する力 ・論理的に考える力 |
プログラミングカーセット内容

- 冒険マップ
- くるま
- 命令カード(60枚)
- カードボード(2枚)
- 命令タグ(10種類1枚ずつ)
- 説明書 兼 問題集
冒険マップ
冒険マップは、くるまが走るシートになります。

いろんなお店や施設があり、カラフルで見ているだけでわくわくします。
冒険マップの裏側は、枠だけ書いてあるので、自由にお絵かきして自分だけの冒険マップが作れますよ♪

くるま
くるまのサイズは、縦13cm×幅9.5cm×高さ6cm。

半円状にへこんでいることろはステージ。
命令タグをかざす場所です。
赤い3種類のボタンは、左側から
- 半分ボタン(▶)…まえ・うしろ・みぎ・ひだりの4種類の動きを半分にできる
- 消すボタン(ゴミ箱)…登録された命令を後ろから1つずつ消す
(3秒長押しで登録して命令を全部消せる) - 実行ボタン(★)…登録した命令を順番に実行する
4才の娘が持った時のサイズ感は下の写真の通りです。
くるまは、電池式。
単3電池が3本必要です。
(プログラミングカーのセットには付属なし。別売りなので要注意)
ネジでカバーを止めるタイプなので、小さなお子さんも安心して使えます。

車の裏側には、電源ボタン(ON/OFF)も。
OFFにするとリセットにもなります。
命令カード・カードボード

オレンジ色のカードボードに、命令カードを置いて指示を考えていきます。
めいれいタグ

命令タグは、10種類1枚ずつ。
動く、音が鳴る、光るなど、いろいろな信号を持っています。
- まえ…1マス前に進む
- うしろ…1マス後ろにさがる
- みぎ…その場で右を向く
- ひだり…その場で左を向く
- とまる…しばらく止まる
- ハザード…前後のライトが点滅する
- ヘッドライト…前のライトが進む方向を照らす
- クラクション…プップーと音が鳴る
- ループ…命令を10個まで入れられる
- ゴール…ゴールした気分を盛り上げる
プログラミングカーの遊び方
ここからは、遊び方を紹介していきます。
遊び方の手順は次の5つ。
- スタートとゴールを決める
- 通り道を決める
- 車に出す命令を考える
- 命令タグをかざして読み込ませる
- くるまを動かす
1.スタートとゴールを決める
冒険マップを広げて、スタート地点とゴール地点を決めます。
例として、左下の公園をスタート、本屋さんをゴールとして遊んでみます。

2.通り道を決める
スタートからゴールに進む為の通り道を決めていきます。
今回は、最短距離の下記ルートを通ることにしてみました。

3.くるまに出す命令を考える
次に、決めた道を進む為の命令を考えます。
命令カードとカードボードを使って命令の種類と順番を整理してみましょう。
今回の場合は、下の写真のようになりますね。

4.命令タグをかざして読み込ませる
まず、並べたカードのタグを選び出します。
そして、命令カードを並べた順番の通りにタグをくるまのステージにかざして登録していきます。
動画のように、タグをかざして「ピーン」と音が鳴れば登録できています。
並べた命令カードをすべて登録しましょう。
5.くるまを走らせる
スタート地点にくるまを置きます。
この時、くるまの真ん中と冒険マップの点線がピッタリ合うように置きましょう。

「まえ」は直進、「右に曲がる」が90度回転のため、方向を合わせないと目的地とはずれた方向に行ってしまいます。
きちんとくるまを置けたら、くるまの実行ボタン(★)を押してみましょう。
命令タグを登録した通りにくるまが動きます。
くるまが決めた道をきちんと通りましたね。
これで基本的な遊び方はOKです!
実際に子どもたちがプログラミングカーで遊んだ様子
おもちゃを手にした当時、6才と4才だった兄妹が遊ぶ様子を紹介します。
6才息子が遊んでみた様子

息子の場合は、写真にあるように命令カードをずらっとたくさん並べて遊びます。
思考力系のドリルが好きなだけあって、プログラミングカーの仕組みも理解するのが早い。
スタートとゴールを決めて、たくさん、たくさん寄り道をします。
プログラミングカーのどんなところが面白い?
たくさんのタグを通しても、ちゃんとその通りにくるまが動いてくれるのが楽しい!
ライトがついたり、左を4回入れると1回転したりするところが面白いよ!
1.車が動くだけでなく、光ったり音が鳴るところが、より子供の心をつかむ。
2.左を4回で1回転など、プログラミング的思考が体験から学べる。
4才娘が遊んでみた
4才の娘が一人で遊ぶのは、ちょっと難しかったです。
なぜかというと…
スタートはここ、ゴールはここで…
途中ケーキ屋さんと…お買い物にも行きたいし、お友達のところにも行きたいな。
あっ!遊園地にも行く!
行きたいところ覚えられる?
命令カードで考えられそうかな?
あっ…覚えられないし、わからなーい💦
というように、一人だけで考えて遊ぶのは難しいので、私やお兄ちゃんと一緒に遊ぶことにしました。
そして、
- スタートはおうち、途中お花屋さんに寄って青いお友達に行こう
- スタートはオレンジの駅、本屋さんに寄っておうちに帰ろう
など、車が止まる点を指定してあげて、通り道を考えて命令カードを置く。
その通りに命令タグを読み込ませられるようにお兄ちゃんに補助してもらいながら遊んでいました。
娘がやると時々間違えるので、
- どこがいけなかったのか
- 違うルートで行くならどの道行こうか
と、兄妹で一緒に考える姿が見られ、とても微笑ましかったです。
- 4歳児は遊ぶときにフォローが必要
- 間違えても、そこから学ぶことが大きい
- 複数人で協力して遊ぶのも楽しい
遊んでみてわかった良い点と難点
子どもたちと遊んでみてわかった、プログラミングカーの良い点と難点を整理しました。
「初めてのプログラミングカー」の良い点は次の3点です。
- プログラミング的思考力がはぐくめる
- いろんなストーリを自由に発想して楽しめる
- 片付けが簡単
小学校で必修化されたプログラミング教育は、プログラミング言語を使うものではなく、情報活用能力を育成すること。
新たに、「プログラミング」という授業が増えるのではなく、各教科の学習時にプログラミング的思考力を育む取り組みが行われます。

プログラミング的思考力とは、思考力・判断力・表現力のこと。
今回、プログラミングカーで遊んでみた様子をご紹介しましたが、この遊びの中に「思考力・判断力・表現力」の3つの力すべてが詰まっていましたよね。
子どもたちと遊んでみて、プログラミングカーなら遊びながら楽しくプログラミング的思考力が育めると強く感じました。
また、プログラミングカーは、毎回自分でスタートとゴールを決められるし、ゴール道順も様々なパターンが考えられます。
さらに、冒険マップの裏面には自分だけのオリジナルな街を作れるので、想像力も育めるし、何度も楽しめると思いました。
お片付けも簡単です。
命令タグは全容の収納袋がついているし、たくさんある命令カードもジップ付きの袋(100均のもの)に入れるだけ。


命令タグ


命令カード
折りたたんだ冒険マップが入る大きさのジップ付き袋にひとまとめにしておくだけなので、4才の娘でも一人でお片付けができました。


反対に、難点と感じたのは次の1点です。
冒険マップに折り目がついて凸凹しているところ
最初は気にも留めなかった、冒険マップの折り目。


この折り目の凸凹、短い命令なら問題ないんです。
でも、息子のように長い道順を考えたり、ループを使うなどして命令が長くなると徐々にずれ始めて本来のゴールにたどり着つけない💦
- 凹しているところで左右に回ると、ぴったり90度回転できない
- 直進・後退の距離が微妙に変わる
これらが積み重なって、おかしなところに行っちゃいます…
- 命令は長くなりすぎないようにする
- 少ない命令でゴールにつくにはどうしたらいいか考える
プログラミング教育をもう一歩進めるなら
プログラミングカーで遊んでみて、考え方が身に付いたか確認したい場合は、問題集の「ドリルの王様 1,2年の楽しいプログラミング」がおすすめ。
新興出版社×ちびむすドリルコラボ企画のプリントを見るとわかる通り、「プログラミングカー」と同様の考え方を用いる問題が出題されています。
論理的に考えられるようになると、様々な学びもグッと深められるし、学校の学習でも役立つこと間違いなしです。
おわりに
2020年度から始まったプログラミング教育。
「プログラミング」と聞くと、PCやタブレットで取り組むおもちゃやアプリが思い浮かびがち。
幼児期には実際に触って手を動かして、目で見てわかるものの方がわかりやすいし、ブルーライト等の心配もしなくて良いのが嬉しいですよね。
プログラミング教育の目的である「思考力・判断力・表現力」の育成は、勉強でも仕事でも必要な力。
「カードでピピッと 初めてのプログラミングカー」なら、幼児期から楽しく3つの力を育めます。



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