2020年から小学校でも導入される「プログラミング」。
- どんなことをするの?
- 私が子どもの頃は無かった分野だから教えられなそう…
と不安に思うあなたへ。
本記事では、
- 小学校で導入されるプログラミング授業
- 習い事としての「プログラミング」
の2点について解説しています。
実は、春休みを使って、5才の息子の習い事体験をしたんです。
今回は、体験をきっかけに「プログラミング教育」について調べたこと・考えたことをまとめてみました。
本記事を読んで、プログラミング教育への不安が減ると嬉しいです。
小学校で導入されるプログラミングで行うこと
2020年から導入される「プログラミング教育」の狙いは次の2つです。
- 情報活用能力を育成すること
- 各教科内で実施する際は、各教科の学びをより確実にすること
情報活用能力とは以下の3つ。
- 知識及び技能
(今までもパソコンの使い方・情報に関する制度やマナーなどを学ぶ時間がありましたね) - 思考力・判断力・表現力など
(=プログラミング的思考として今後取り組みが強化されていく部分です) - 学びに向かう力・人間性など
プログラミング教育を通じて、子どもが自然とプログラミング言語や技能を習得することもありますが、それらの習得がねらいではありません。
「プログラミング教育」では、各教科の理解が深まるように論理的思考力を磨いて、「プログラミング的思考力」を育む取り組みが始まるのです。
また、どの教科でどのように「プログラミング教育」が取り入れられるかは、各自治体や学校によって異なってきます。
小学校プログラミング教育必修化に向け、2018年度に授業を先行的に実施した市町村教育委員会は52.0%と、前年度の16.1%から大幅に増加した。
小学校プログラミング教育必修化に向けた取り組み状況の差異を分析したところ、小規模な自治体の取り組みの遅れが目立つ結果となった。
引用:リセマム
研修や研究をしながら、少しずつ取り組みが確立していくと考えられます。
東京都の教職員の85%はプログラミング授業の実施経験がなく、98%が「授業の実施に不安を感じていることが分かった。
引用:リセマム
まだまだ自治体も、現場である学校も準備に追われているところです。
私たち親ができることとすれば、プログラミングという技術を教えることよりも、普段から自分で考え伝える力や問題解決能力を高めていくことだと感じました。
学校での「プログラミング教育」のために、「プログラミング」の習い事をする必要はあるのか
“習い事の「プログラミング」をうたう教室が、学校での「プログラミング教育」についていくために必要なのか?”
先ほど、プログラミング教育のねらいを知ったあなたはわかりますね?
習い事教室で取り組まれている「プログラミング」は、ロボットを組み立ててプログラムを組み実際に動かす取り組みをしているとことがほとんどです。
習い事の「プログラミング」は”学校の授業についていくために”必要なものではありません。
でも、本当に「習い事のプログラミング」は必要ないでしょうか?
学校の学習補助としては必要ありませんが、「子どもの学び」という視点から考えた場合、「プログラミング」という習い事は非常に良いものだと思います。
なぜなら、習い事としてのプログラミングで育める、論理的思考力・表現力は、他の学習や活動において大切な力だからです。
「プログラミング」は自分で考え、不備があったらその原因を解明し、オリジナルな作品を作り上げていく。
じっくり目の前のものと向き合い、考える時間があることは、子どもにとって非常に有意義な時間だと思うのです。
プログラミングの習い事がおすすめな子
プログラミングの習い事がおすすめな子は、次の3点に興味がある子です。
- LegoやLaQなどのブロックで遊ぶのが好き
- ロボットに興味がある
- 論理パズル系の問題集が好き
もともとブロック遊びが好きな子は、座って自分で考えて作業をするのが苦ではありません。
自分が組み立てたものが、プログラミングして思い通りに動くとしたら…?
ワクワクが止まらないですよね。
ロボットが好きな子も、自分で思い描いていたロボットが作れると思ったら、楽しんで教室に通えるはずです。
そして、論理パズル系の問題集が好きなお子さんは、考えることが大好き。
自分の頭で考えて、それが実際に目の前で実現できた時の達成感や爽快感は、学びをより高めてくれるでしょう。
プログラミングは、自分の好きなことに没頭できる時間が確保される、子ども自身のプラスになる習い事です。
「プログラミング」の習い事を始めるときの注意点
「プログラミング教室」と言っても、各教室・教材にによってカリキュラムは様々。
扱う内容にも違いがあります。
プログラミングを習う場合は、お子さんの興味や、やりたいことに合った教室を選ぶ必要があるのです。
プログラミング教室の種類
プログラミング教室には、大きく分けて2つの種類があります。
- 決まった曜日・時間に教室に通う通塾系
- 教材を購入して自宅ですすめる自宅学習系
この2つです。
両者の代表的な教室や教材をピックアップしてみました。
通塾系
通塾系のでご紹介するプログラミング教室は次の2つです。
両者とも、年長さんからの通塾が推奨されている教室です。
各社の特徴について簡単に説明します。
全国40都道府県に約500教室展開。
プログラミングだけでなく、もっと基礎的な部分であるパズルの取り組みや、プログラミングで動かすロボットから作れるのが特徴。
自考力キッズでプログラミングへの興味がさらに高まったら、高学年向けの教室である、「エジソンアカデミー」へと学びをの継続が可能です。
\教室検索・無料体験会予約はこちらから/
東京・神奈川で教室が展開されている。次の4つのコースが用意されており、興味・感心によって選択できます。
- ゲーム&アプリプログラミングコース
- ロボットクリエイトコース
- ロボットテクニカルコース
- デジタルファブリケーションコース
また、通塾していなくてもLITALICOワンダーの全コース受講可能なサマースクールも開催されており、複数回プログラミングの講座を受講してみたい方にはぴったりの教室。
2019年のサマースクール申し込み締め切りは7月12日です。
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自宅学習系
自宅学習系のプログラミング教材は、次の2つをご紹介します。
Z会のプログラミング講座は基礎編と発展編の2コースで、どちらも1年間の受講になります。
毎月2つのテーマが届き、ワークブックを利用して取り組みます。
ワークブックでの学習が終わったら、受講者専用のwebページのテストを受け、学習内容の振り返りと定着、発展学習ができる仕組み。
受講には、別途iPadが必要で、持っていない場合にはZ会会員ページから特別価格で購入が可能です。
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「embot」は、段ボール製のロボットキットを購入し、タブレットやスマートフォンにアプリをダウンロードしてプログラミングを学習していきます。
ロボットの組み立て方や、基本的な操作・プログラミングは無料アプリで提供されているので、飛びぬけて安価。
無料提供されている情報以上のことをしたい場合、embotの会員登録をし、embotポイントを購入することでさらに学習が進めていける仕組みです。
お手軽に家でプログラミングに親しみたいなら、ぴったりの教材。
夏休みなどの長期休みに取り組むのもおすすめです。
\embotって?どんなものかチェック♪/
料金比較
入会金 | 受講料 | 教材費 | その他 | |
自考力キッズ | 20,000円前後 | 月 90分×2回 または50分×4回 10,000円/月 | 入会時40,000円 | 教室運営費 1,000円/月 季節費 3,000円/半年 |
LITALICOワンダー | 15,000円 | 月2:11,000円 月4:18,000円 | 月2:1,000円/月 月4:2,000円/月 | 教室運営費 1,500円/月 |
Z会 プログラミング講座 | なし | 月払い:5000円 年一括:50,998円 (税込み) | 初回のみ26,136円 | 別途iPadが必要 |
embot | なし | なし | 1個 4800円 | 別途タブレットが必要 必要に応じて 講座動画を購入 |
※自考力キッズは教室により入会金や受講料等が異なります。
通塾系のプログラミング教室は、入会金や教材費の他に毎月15,000前後かかりますね。
自考力キッズは、体験授業を受けると入会金が割引される教室も多く、LITALICOワンダーは2回まで無料体験授業が受けられます。
教室ではどんなことをするのか、体験を通してお子さんの本気度もわかるので、入会前の体験講座受講がおすすめです。
「プログラミング」の習い事体験に参加してみた
みさき家の息子も、ブロック遊びも考えるのも大好き!
算数脳パズルや条件迷路などの問題集は何周もやってしまいます。
そんな息子なので、「プログラミング」は体験させてみたかった習い事の1つでした。
息子が参加したのは、アーテック社のプログラミング教室【自考力キッズ】。
体験した時の様子は「アーテックのプログラミング教室【自考力キッズ】の評判は?5才の息子と体験会に参加してみた!」の記事でまとめています。
おわりに|習い事の「プログラミング」は論理的思考力や知識・技能を育める
2020年度から必修化されるプログラミング。
親である私たちの時代には無かったので不安になることもありますよね。
でも、プログラミングと言っても、プログラミング言語を学び、PCをカタカタとしていくだけではないのでご安心を。
小学校のプログラミングは情報活用能力の向上が目的です。
情報活用能力とは次の3つ。
- パソコンや情報に関する知識及び技能
- 思考力・判断力・表現力(=プログラミング的思考)
- 学びに向かう力・人間性
見てみると、情報活用能力は、今後の人生において必要になってくる力ですよね。
基本的には、これまで通りしっかりと授業を受けて、自分で考え表現できるようになれば学校の授業には付いていけると思われます。
一方で習い事のプログラミングは、学校で学ぶのとはまた違ったもの。
ブロック等を組み立ててロボットを作り、プログラミングを組んで動かす技術が身につきます。
学校での学習に直結はしないかもしれないけれど、情報活用能力がグンと育つ習い事。
通塾系や自宅学習系などいくつか種類もあるので、お子さんが興味を示しているなら体験講座を受講したり、資料請求をしてみるのがおすすめです。